【GameMaker Studio 2】サブスクしたのに反映されない?原因と解決策を解説

導入

GameMaker Studio 2では、WindowsやMas OS、Androidなど外部向けにコンパイルする際、自身のアカウントでサブスクリプションする必要があります。

大抵の場合、サブスクリプションが完了したあと、GameMaker Studioを再度開くと、直ぐに外部向けのコンパイルができるようになります。…しかし、自分の場合、同じ手順を行ってもサブスクが反映されませんでした。

最近(2021/8)になって、GameMaker Studio 2の購入システムが大きく変化したこともあり、昔のエラー情報を頼ることはできませんでした。また、GameMaker Communityに相談しても原因を突き止めることはできませんでした。

解決は困難を極めましたが、カスタマーサポートが遂に原因を突き止めてくれました。

原因を探すのが難しいにも関わらず、原因は多くの人にも当てはまる罠だった(コミュニティフォーラムに同じ問題を抱えていた人がいた)ので、これは絶対に共有すべきだと思い、この記事を書きました。

サブスクが反映されたか確かめる方法

自分が制作したゲームプロジェクトを開き、右上を見ます。「Test | Local | VM | Default | Default」などと書いてあると思いますが、一番左にある「Test」が「どのプラットフォームに向けてコンパイルするか」を表しています。

プラットフォームに「Test」があればサブスクは反映されておらず、逆に「Windows」や「Mac OS」、「Android」などがあればサブスクは反映されています。

解決策①

「File > Log out」を選択してログアウトし、そのあと再びログインする。

GameMakerを開いたままサブスクをした場合、サブスクの更新が行われていない恐れがある為です。

このサイトに同じことが書いてあります。

https://help.yoyogames.com/hc/en-us/articles/115001219911-How-To-Update-Your-License-To-See-Your-New-Purchase

解決策②

YoyoAccountの2段階認証を解除する。

これは私が陥っていた罠です。2段階認証を設定していると、サブスクが反映されなくなります。2段階認証を再設定すると、また使えなくなるので、2段階認証はバグが解消されるまでオフにしていた方がよさそうです。

解決策③

セキュリティがサブスクの更新を阻害している可能性があります。

https://help.yoyogames.com/hc/en-us/articles/360022953052-User-Permissions-and-Internet-Access-Required-by-GMS2

このサイトからいくつか分かりやすい例を挙げると、

  • ファイアーウォールが悪さをしている
  • ポート80と443が開いていない
  • クラウドのファイル同期によってファイルがロックされている
  • インターネットに繋がっていない
  • ファイルウォッチャーの不具合

解決策④

「他人を頼る」。筆者もこれによって解決することができました。

ゲームメーカーコミュニティーフォーラムを利用する。

アカウントを作成し、質問を投稿すると、皆が集まって解決策を提案してくれます。

https://forum.yoyogames.com/index.php

カスタマーサポートを利用する。

YoyoAccountにログインしてから以下のリンクを開いてください。開いたら、問題のカテゴリーを入力し、その問題が「すでに報告された問題」に含まれていないなら、「I STILL NEED TO REPORT A BUG」をクリック。その後、必要事項を記入。すると、アカウントのメールアドレスに「整理券が割り振られたので、問題の内容をメールに書いて送って下さい」という内容のメールが届きます。書いたメールを送ると、数時間後にカスタマーサポートが返信してくれます。私は最大で9時間待たされたので、中々返信が来なくてもめげないようにしましょう。

https://accounts.yoyogames.com/contact-us

【Unity】Unityで作ったゲームをandroid端末で実行する手順を紹介

導入

Unityで作ったゲームをandroid端末向けにビルドしようとしたとき、「CommandInvokationFailure: Gradle build failed.」や「UnityEditor.BuildPlayerWindow+BuildMethodException」などのエラーが発生し、ビルドが途中で中断してしまった。その原因を調べては試し、また調べては.試したが、正解は中々見つからなかった。そんなとき、「unityでエクスポートして、それをandroid studioでビルドすれば出来ました。」という文章を発見。自分もその方法を試したところ、見事に成功。

…というわけで、今回は、私もお世話になった、Unityで作ったゲームをandroid端末向けにビルドする方法を紹介します。

目次

今回使うもの

  • android studio
  • android 端末

流れ

①JDK、SDK、NDKをインストール → ②プロジェクトのエクスポート → ③Android studioで開く → ④android端末にビルド

①JDK、SDK、NDKをインストール

Unity2019以降のversionを使う場合

Unity Hub」(Unityのプロジェクト起動時に使うやつ)を開き、「インストール」タブを選択します。すると、Unityのマークと共に今までインストールしたUnityのversionが表示されます(2019.4.19f1 など)。

自分が使いたいUnityのversionを選び、「・・・」が縦に並んでいるボタンを押し、「モジュールを加える」を選択します。すると、モジュールがずらーっと出てくるので、「Android Build Support」と、その下の階層にある「Android SDK & NDK Tools」と「OpenJDK」にチェックを入れ、「次へ」を選択します。

そして、ライセンスの同意にチェックを入れ、「実行」します。すると、ダウンロードが始まるので、終了するまで待てばOKです。

Unity2018以前のversionを使う場合

JDK、SDK、NDKをそれぞれ特定の場所でインストールする必要があります。

>> JDK、SDK、NDKのインストール方法(公式ドキュメント)

②プロジェクトのエクスポート

UnityのProjectを開き、「File」→「Build Settings」を選択し、Build Settingsを開きます。Platformが「Android」になっていなければ、「Android」を選択した後、左下の「Switch Platform」を押します。すると、少し長いロードの後、PlatformがAndroidに切り替わります。

このとき、Platformの右に、「TextureCompression」や「ETC2fallback」など、沢山の項目が出てこない場合は、Unityを一回閉じて、開き直して下さい(①でインストールしたやつが反映されていないので)。

①が反映されていれば、「ExportProject」という項目にチェックを入れ、左下の「Export」を押して下さい。すると、エクスポート先のファイルを選択する画面が出てくるので、パスに日本語が使われていない階層のファイル内にエクスポートして下さい(もしエクスポート先のファイルパスに日本語が含まれている場合は、③でgradleの同期に失敗します。)。

これで、プロジェクトのエクスポートは完了です。

③Android Studioで開く

Android Studioを開き、「ファイル」→「開く」を選択します。そして、先ほどエクスポートしたプロジェクトの、一番上の階層のフォルダを開きます(このとき、先ほどのプロジェクトのエクスポートに成功していれば、プロジェクトのアイコンが「ドロイド君」の絵になっているので探しやすいです)。

プロジェクトを開いたとき、Android Studioで使用しているSDKとプロジェクトで使用しているSDKのパスが異なる場合、「どちらのSDKを使うか」問われることがありますが、プロジェクトの方を選択して下さい。

④android端末にビルド

USBケーブルでandroid端末とパソコンを繋ぎます。

端末側の準備

端末の開発者モードがONになっていない場合は、「設定」→「システム」→「端末情報」を開き、「ビルド番号」を7回タップして、開発者モードをONにします(端末によっては最初から開発者モードがONになっている場合があります)。開発者モードがONであれば、「設定」→「システム」→「開発者向けオプション」を開き、「USBデバッグ」をONにして下さい

ここで、端末とパソコンをUSBケーブルで繋ぎます。

ケーブルで繋ぐとすぐに、端末側に反応が現れます。パソコンからのアクセスを許可していない場合には、端末の方で「許可しますか」と問われることがあるので、許可して下さい。接続の用途を問われた場合は、「充電のみ」ではなく「ファイルを転送」を選択して下さい。

パソコン側の準備

Android Studioの上のツールバーにある「実行」(緑色の三角)を押すと、プロジェクトのビルドが始まります。ビルドが完了したら、端末側でプロジェクトのアプリケーションが作成されます。

これで、目的達成です!おめでとう!