【Unity】Unityで作ったゲームをandroid端末で実行する手順を紹介

導入

Unityで作ったゲームをandroid端末向けにビルドしようとしたとき、「CommandInvokationFailure: Gradle build failed.」や「UnityEditor.BuildPlayerWindow+BuildMethodException」などのエラーが発生し、ビルドが途中で中断してしまった。その原因を調べては試し、また調べては.試したが、正解は中々見つからなかった。そんなとき、「unityでエクスポートして、それをandroid studioでビルドすれば出来ました。」という文章を発見。自分もその方法を試したところ、見事に成功。

…というわけで、今回は、私もお世話になった、Unityで作ったゲームをandroid端末向けにビルドする方法を紹介します。

目次

今回使うもの

  • android studio
  • android 端末

流れ

①JDK、SDK、NDKをインストール → ②プロジェクトのエクスポート → ③Android studioで開く → ④android端末にビルド

①JDK、SDK、NDKをインストール

Unity2019以降のversionを使う場合

Unity Hub」(Unityのプロジェクト起動時に使うやつ)を開き、「インストール」タブを選択します。すると、Unityのマークと共に今までインストールしたUnityのversionが表示されます(2019.4.19f1 など)。

自分が使いたいUnityのversionを選び、「・・・」が縦に並んでいるボタンを押し、「モジュールを加える」を選択します。すると、モジュールがずらーっと出てくるので、「Android Build Support」と、その下の階層にある「Android SDK & NDK Tools」と「OpenJDK」にチェックを入れ、「次へ」を選択します。

そして、ライセンスの同意にチェックを入れ、「実行」します。すると、ダウンロードが始まるので、終了するまで待てばOKです。

Unity2018以前のversionを使う場合

JDK、SDK、NDKをそれぞれ特定の場所でインストールする必要があります。

>> JDK、SDK、NDKのインストール方法(公式ドキュメント)

②プロジェクトのエクスポート

UnityのProjectを開き、「File」→「Build Settings」を選択し、Build Settingsを開きます。Platformが「Android」になっていなければ、「Android」を選択した後、左下の「Switch Platform」を押します。すると、少し長いロードの後、PlatformがAndroidに切り替わります。

このとき、Platformの右に、「TextureCompression」や「ETC2fallback」など、沢山の項目が出てこない場合は、Unityを一回閉じて、開き直して下さい(①でインストールしたやつが反映されていないので)。

①が反映されていれば、「ExportProject」という項目にチェックを入れ、左下の「Export」を押して下さい。すると、エクスポート先のファイルを選択する画面が出てくるので、パスに日本語が使われていない階層のファイル内にエクスポートして下さい(もしエクスポート先のファイルパスに日本語が含まれている場合は、③でgradleの同期に失敗します。)。

これで、プロジェクトのエクスポートは完了です。

③Android Studioで開く

Android Studioを開き、「ファイル」→「開く」を選択します。そして、先ほどエクスポートしたプロジェクトの、一番上の階層のフォルダを開きます(このとき、先ほどのプロジェクトのエクスポートに成功していれば、プロジェクトのアイコンが「ドロイド君」の絵になっているので探しやすいです)。

プロジェクトを開いたとき、Android Studioで使用しているSDKとプロジェクトで使用しているSDKのパスが異なる場合、「どちらのSDKを使うか」問われることがありますが、プロジェクトの方を選択して下さい。

④android端末にビルド

USBケーブルでandroid端末とパソコンを繋ぎます。

端末側の準備

端末の開発者モードがONになっていない場合は、「設定」→「システム」→「端末情報」を開き、「ビルド番号」を7回タップして、開発者モードをONにします(端末によっては最初から開発者モードがONになっている場合があります)。開発者モードがONであれば、「設定」→「システム」→「開発者向けオプション」を開き、「USBデバッグ」をONにして下さい

ここで、端末とパソコンをUSBケーブルで繋ぎます。

ケーブルで繋ぐとすぐに、端末側に反応が現れます。パソコンからのアクセスを許可していない場合には、端末の方で「許可しますか」と問われることがあるので、許可して下さい。接続の用途を問われた場合は、「充電のみ」ではなく「ファイルを転送」を選択して下さい。

パソコン側の準備

Android Studioの上のツールバーにある「実行」(緑色の三角)を押すと、プロジェクトのビルドが始まります。ビルドが完了したら、端末側でプロジェクトのアプリケーションが作成されます。

これで、目的達成です!おめでとう!

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